犬に生の鶏肉を与えることのメリット

パートナーを迎えてからの暮らし

こんにちは!

静岡県浜松市にあるミニチュアシュナウザー専門の犬舎、ESTRELLA(エストレージャ)の内山です。

鶏肉は鮮度が重要な食品の一つですが、その中でも「朝締め鶏肉」は特に新鮮なものとして知られています。

「朝締め」とは、その名の通り、朝に処理されたばかりの鶏肉を指します。

一般的な鶏肉との違いを詳しい説明していきます!

朝締め鶏肉とは? – 通常の鶏肉との違い –

朝締め鶏肉の特徴

■ とさつ・加工のタイミング

朝締め鶏肉は、早朝にと殺・処理されたものが、その日のうちに販売・提供されます。

つまり、肉が完全に冷却・熟成される前の段階で手に入るため、鮮度が極めて高いです。

■ ドリップ(肉汁)の少なさ

一般的に、肉は時間が経つにつれて水分が流出し、ドリップが増えます。

朝締め鶏肉は処理直後であるため、ドリップが少なく、ジューシーさが保たれています。

■ 肉質のしっかりした食感

通常の鶏肉は流通過程で数日かけて熟成が進みますが、朝締め鶏肉は肉の繊維がしっかりしているため、弾力のある食感が特徴です。

■ 独特の風味

鮮度の高い鶏肉は、肉本来の風味がより強く感じられます。

特に、鶏の種類や飼育環境によっては、旨味が際立つことがあります。

通常の鶏肉との違い

■ 流通のプロセス

スーパーなどで販売される鶏肉は、通常、処理されてから数日間冷蔵・冷凍され、流通・販売されます。

その間に熟成が進み、肉が柔らかくなる一方で、一部の栄養素が変化することがあります。

■ ドリップの増加

一般的な鶏肉は時間の経過とともに水分が抜け、ドリップが発生しやすくなります。

これにより、見た目や風味に違いが生じることがあります。

■ 保存期間の違い

朝締め鶏肉は新鮮であるため、通常の鶏肉よりも保存期間が短いです。

一般的な鶏肉は冷蔵・冷凍によって長期間保存が可能ですが、その分、加工処理が必要になります。

犬に生肉を与えることのメリット

犬は本来、肉食寄りの雑食動物であり、野生では生の獲物を食べて生きてきました。

そのため、適切に管理された生肉を与えることで、多くの健康上のメリットを得ることができます。

消化吸収の良さ

犬の消化器官は肉を消化しやすい構造になっています。

加熱された肉よりも、生肉の方が消化しやすく、栄養を効率よく吸収できます。

特に、以下の栄養素は加熱により失われるため、生の状態で与えることが望ましいです。

■ 酵素

生肉には消化を助ける酵素が豊富に含まれています。

加熱するとこれらの酵素が失われ、消化の負担が増えることがあります。

■ ビタミン・ミネラル

ビタミンB群や鉄、亜鉛などは加熱によって減少するため、生肉を与えることで、これらの栄養素をより多く摂取できます。

皮膚や被毛の健康維持

生肉には高品質なタンパク質や必須脂肪酸が豊富に含まれています。

これらの栄養素は、犬の皮膚や被毛の健康を維持するのに重要な役割を果たします。

特に、オメガ3脂肪酸を多く含む肉(例えば、放し飼いで育った鶏の肉)は、毛艶を良くし、皮膚のトラブルを予防する効果があります。

免疫力の向上

生肉には、犬の免疫機能を強化する栄養素が多く含まれています。

■ アミノ酸

生肉に含まれる必須アミノ酸は、免疫細胞の働きを助け、病気に対する抵抗力を高めます。

■ 抗酸化物質

新鮮な生肉には、犬の体内の酸化ストレスを軽減する抗酸化物質が含まれています。

歯の健康を保つ

生肉を与えることは、犬の歯の健康維持にも役立ちます。

特に、骨付きの生肉を噛むことで、歯垢が自然に除去され、歯周病を予防することができます。

食いつきが良くなる

犬は嗅覚が非常に優れており、新鮮な生肉の香りに強く反応します。

そのため、加工されたドッグフードよりも食いつきが良くなる傾向があります。

特に、朝締め鶏肉のような新鮮な肉は、犬にとって魅力的な香りを持っています。

生肉を与える際の注意点

生肉を与える際には、いくつかの注意点があります。

これらを守ることで、安全に犬に生肉を与えることができます。

衛生管理を徹底する

生肉には、サルモネラ菌やカンピロバクターなどの細菌が含まれる可能性があります。

そのため、以下の点に注意しましょう。

  • 鮮度の高い肉(できれば朝締め鶏肉)を選ぶ
  • 冷蔵または冷凍保存し、必要な分だけ解凍する
  • 食器や手をしっかり洗う

適切なバランスで与える

生肉だけを与えるのではなく、野菜や適量の炭水化物などとバランスよく組み合わせることが重要です。

特に、犬にとって必要な栄養素(カルシウム、ビタミンDなど)が不足しないように注意が必要です。

少量から始める

初めて生肉を与える場合は、少量から始めて、犬の体調を確認しながら量を調整しましょう。

消化がうまくできない犬もいるため、様子を見ながら慎重に進めることが大切です。

まとめ

朝締め鶏肉は、通常の鶏肉に比べて鮮度が高く、栄養価も豊富であるため、犬にとって理想的な生肉の選択肢となります。

生肉を適切に与えることで、消化吸収の向上、皮膚や被毛の健康維持、免疫力向上、歯の健康維持など、多くのメリットが期待できます。

ただし、衛生管理を徹底し、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。

適切な知識を持ち、安全に生肉を取り入れることで、犬の健康と幸せな生活をサポートしていきましょう。