こんにちは!
静岡県浜松市にあるミニチュアシュナウザー専門の犬舎、ESTRELLA(エストレージャ)の内山です。
今回は、犬が食べることで尿が酸性になりやすい食べ物について紹介します。
尿を酸性化しやすい食材
動物性たんぱく質(主に肉類・魚類)
- 鶏肉(特に胸肉・ささみ)
- 牛肉
- 豚肉
- ラム肉
- 馬肉
- 魚類(サバ、アジ、イワシなど)
肉類や魚は代謝時に酸性の代謝産物(硫酸など)を多く出すため、尿が酸性化しやすい。

内臓肉(レバー、ハツ、砂肝など)
高たんぱく・高リンで酸性化を促進。

卵(特に卵黄)
蛋白質とリンが豊富で、尿をやや酸性に傾けます。

穀類の中でも酸性傾向のあるもの
- 白米
- 玄米
- オートミール
穀類は中性~やや酸性傾向。

サプリメント・食品添加で酸性化を補助できるもの
■ メチオニン(DL-メチオニン)
酸性化を目的に処方食にも使われるアミノ酸。
■ クランベリーエキス
一部の研究でpH低下の可能性が示唆。抗菌作用も。
■ ビタミンC(アスコルビン酸)
尿のpHを下げる働きがあるとされる。
注意点とバランス
尿を酸性に傾けすぎると、シュウ酸カルシウム結石のリスクが高まるため、pHは6.2〜6.8前後の範囲を目安に調整するのが理想です。
特定の結石を予防する目的で食事を調整する場合は、尿検査の結果に基づいた対応が必要です。
▼ 尿がアルカリ性になりやすい食べ物についてはこちらの記事をご確認ください。