【実践編】【第八弾】ミニチュアシュナウザーのいたずら・困った行動とその対処法 〜「ティッシュを食べる」「壁を掘る」「玄関でおしっこ」など“あるある”を解決〜

【実践編】飼い始めて困りやすいテーマ

こんにちは!

静岡県浜松市にあるミニチュアシュナウザー専門の犬舎、ESTRELLA(エストレージャ)の内山です。

ミニチュアシュナウザーは、その愛らしい見た目と賢さで多くの家庭に迎えられる人気犬種です。

しかし、どんなに可愛いシュナウザーでも「いたずら」「問題行動」がゼロというわけにはいきません。

特に、子犬期や思春期(生後6ヶ月〜1歳半)には、飼い主を困らせる行動が多発するものです。

「どうしてこんなことをするの?」

「もう怒ってばかりで疲れた…」

という声もよく耳にします。

この記事では、ミニチュアシュナウザーに多く見られる“あるある困った行動”をテーマに、原因・放っておくとどうなるか・具体的な対処法をわかりやすく解説していきます。

ティッシュや紙を食べる(紙食い)

【 よくある場面 】

  • トイレに置いてあるティッシュを引き出してビリビリに
  • 床に落ちたレシートやティッシュを口に入れて離さない
  • ゴミ箱から紙を漁る

【 原因 】

  • 好奇心・ヒマ・ストレス
  • 飼い主の反応を楽しんでいる(かまって欲しい)
  • 歯の生え変わり期でムズムズしている(特に子犬)

放置すると…

  • 誤飲による腸閉塞ちょうへいそくなど、健康被害の恐れ
  • 飼い主の反応を“遊び”として覚えてしまう

【 対処法 】

  • ティッシュ・紙類は完全に届かない場所に設置(ゴミ箱はフタ付きへ)
  • “交換”トレーニングで「ちょうだい」で口から離す練習
  • 十分な遊び・散歩・知育トイでストレス発散を

壁を掘る・床をガリガリする

【 よくある場面 】

  • 壁紙を剥がす
  • ソファやベッドの端を掘る
  • フローリングを執拗にカリカリする

【 原因 】

  • 狩猟本能のなごり(掘る=巣作り)
  • 不安・退屈・ヒート前後の情緒不安定
  • 匂いが気になっている

放置すると…

  • 家具・壁の破損、怪我の原因
  • 行動が強化され、癖になる

【 対処法 】

  • 「掘ってOKな場所(マット・ベッド)」を用意し、そこで掘らせる
  • ストレス・運動不足を解消する遊びや散歩を
  • 異常な執着がある場合は、匂い・音・照明などの環境要因もチェック

玄関でおしっこをする

【 よくある場面 】

  • 散歩前のテンションで玄関に粗相
  • 留守番後に玄関にマーキング
  • 来客があると興奮しておしっこ

【 原因 】

  • 興奮状態でのコントロール不能
  • 匂いの強い場所でのマーキング本能
  • トイレの場所が気にいっていない(環境が不快)

放置すると…

  • 習慣化してしまい、トイレトレーニングが崩壊
  • 匂い残りで再発を繰り返す

【 対処法 】

  • 粗相した場所は完全にニオイを消す(酵素系消臭剤こうそけいしょうしゅうざい推奨)
  • 散歩前は落ち着かせてから出発(お座り待て練習)
  • トイレの環境を見直す(静かで落ち着く場所に)

留守番中のいたずら

【 よくある場面 】

  • クッションの綿を出す
  • 電源コードをかじる
  • 靴やバッグを破壊する

【 原因 】

  • 分離不安・退屈
  • 飼い主の匂いが強い物に執着
  • エネルギーを持て余している

放置すると…

  • 誤飲・感電など事故のリスク
  • 不安症・破壊癖が定着する

【 対処法 】

  • 留守番トレーニングを短時間から少しずつ
  • 知育玩具で「やること」を与える
  • クレート慣れをして、安全な空間に

無駄吠え(ピンポン吠え・通行人吠え)

【 よくある場面 】

  • インターホンに即反応して吠える
  • 窓の外に通行人や犬が通ると吠える
  • 留守中のインターフォンで吠える(録画カメラで判明)

【 原因 】

  • 警戒心の強さ(テリア系の本能)
  • “吠えたら相手がいなくなる”成功体験
  • 留守番中の不安吠え

放置すると…

  • ご近所トラブルに発展することも
  • 興奮状態が定着し、制御が困難に

【 対処法 】

  • 見張り窓には目隠しシートやカーテンで視界を遮る
  • インターホン音に慣らすトレーニング(擬似音で練習)
  • 無駄吠え防止のコマンド(「静かに」「見て」)を教える

おもちゃを破壊してしまう

【 よくある場面 】

  • 布製のぬいぐるみをすぐ破る
  • 笛入りおもちゃの笛を狙って壊す
  • 食べてはいけない部分を飲み込む

【 原因 】

  • 噛む力が強く、物足りない
  • 狩猟本能で“音が鳴る=仕留める”と感じる
  • ストレスや欲求不満

放置すると…

  • 誤飲・胃腸トラブル
  • “壊すこと”が快感に

【 対処法 】

  • 耐久性の高いおもちゃを選ぶ
  • 遊ぶ時間を“短く区切って”管理
  • 壊した時に騒がず、静かに取り上げる

まとめ:困った行動には必ず“理由”がある

いたずらや問題行動の多くは、犬にとってただの自己表現です。

飼い主が怒鳴ったり、無視したりするだけでは解決にはなりません。

大切なのは、

  • 【 原因分析 】なぜその行動が起きているのか?
  • 【 代替行動の提供 】どうしてほしいのか?
  • 【 信頼としつけ 】日々の積み重ねで関係を築くこと

ミニチュアシュナウザーはとても賢く、人の感情にも敏感な犬です。

だからこそ「なぜダメなのか」「こうしてくれると助かるよ」を丁寧に教えてあげれば、ちゃんと飼い主の想いを理解してくれます。

最後に:いたずらが減る5つのポイント

  • いたずらできる物は片付ける
  • 褒めるタイミングを増やす
  • 退屈させない(散歩・遊び・知育)
  • 叱るよりも「してほしい行動」を教える
  • 月齢や発情期などのタイミングを把握する

「イライラ」よりも「理解」がカギです。

ミニチュアシュナウザーとの暮らしがもっと穏やかに、もっと楽しくなることを願っています。


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