こんにちは!
静岡県浜松市にあるミニチュアシュナウザー専門の犬舎、ESTRELLA(エストレージャ)の内山です。
2026年9月8日、ESTRELLAに新しい命が誕生しました。
男の子2頭、女の子2頭の計4頭。
毛色は全頭ソルト&ペッパーです。
まだ目も開いていない、本当に小さな赤ちゃんたち。
母犬のそばでミルクを飲み、兄弟で身体を寄せ合いながら眠っています。
写真を撮ろうとしても、誰かの背中に顔を乗せていたり、4頭が重なるように眠っていたり。
生まれたばかりの今だからこそ見ることのできる、とても愛らしい姿です。
ブリーダーとして出産を経験する機会はありますが、新しい命が誕生する瞬間は何度経験しても特別です。
まずは無事にこの日を迎えられたことを、とても嬉しく思っています。
お母さんはヒナタ

今回お母さんになったのは、ESTRELLAのヒナタです。
ヒナタはソルト&ペッパーの女の子で、
- JKCジュニアチャンピオン
- JKCチャンピオン
のタイトルを取得しています。
これまでドッグショーにも挑戦してきたヒナタ。
リングではハンドラーと一緒に走り、ミニチュアシュナウザーとしての構成や動き、全体のバランスなどを評価していただいてきました。
そんなヒナタが、今回は母犬として仔犬たちの世話をしています。
ショーリングで見る姿とはまったく違いますが、仔犬たちのそばで過ごす姿を見ていると、また新しいヒナタの一面を見ることができたように感じます。
出産は母犬にとって大きな仕事です。
まずはしっかり身体を休めながら、落ち着いて子育てができる環境を整えていきたいと思います。
お父さんはセバスチャン

父犬はセバスチャンです。
セバスチャンもドッグショーに挑戦し、
- JKCチャンピオンのタイトル
を取得しています。
ブリーディングを考えるとき、私たちは単純にタイトルの有無だけで組み合わせを決めているわけではありません。
同じミニチュアシュナウザーでも、一頭一頭に長所や特徴があります。
身体の構成、頭部、骨量、被毛、動き、全体のバランス。
そして、その犬自身だけでなく血統も見ながら組み合わせを考えていきます。
どんな特徴が次の世代に現れるのかは、実際に成長してみなければ分からない部分もあります。
それがブリーディングの難しさであり、面白さでもあります。
これから仔犬たちが成長していく中で、セバスチャンを感じさせる部分がどのように現れてくるのかも楽しみです。
ヒナタへとつながってきたウィズの血統
今回のブリーディングをお伝えするうえで、もう一頭ご紹介したい犬がいます。

ヒナタの母犬である、ESTRELLAのウィズです。
ウィズはこれまで国内外のドッグショーに挑戦し、
- インターナショナルチャンピオン
- JKCチャンピオン
- JKCジュニアチャンピオン
- タイチャンピオン
- 2024年 JKCロイヤルカナンアワード
という実績を残してきました。
ESTRELLAにとって、とても大切な一頭です。
ドッグショーの実績だけを並べると華やかに見えるかもしれませんが、私たちが大切にしているのはタイトルそのものだけではありません。
ドッグショーは、自分たちが育てている犬が犬種標準に対してどのように評価されるのかを、第三者である審査員に見ていただく機会でもあります。
その評価や経験を次のブリーディングに生かしていく。
一頭で完成させるのではなく、良い部分を次の世代へつないでいく。
そうした積み重ねがブリーディングだと考えています。
ウィズから生まれたヒナタが成長し、今度は次の世代へバトンを渡す立場になりました。
私たちにとって今回の出産が特別に感じられる理由の一つです。
今はただ、母犬のそばでゆっくりと
血統やドッグショーについて書いてきましたが、生まれたばかりの仔犬たちにとって、もちろんそんなことは関係ありません。
今、一番大切なのはしっかり飲んで、眠って、成長することです。
新生児期の仔犬は一日のほとんどを眠って過ごします。
起きれば母犬を探してミルクを飲み、また眠る。
とてもシンプルな毎日の繰り返しです。
でも、その小さな身体の中では毎日大きな成長が続いています。
昨日より少し身体がしっかりしてきた。
動きが力強くなってきた。
そんな小さな変化を確認するのも、この時期ならではです。
そして仔犬だけではなく、母犬の状態を見ることも大切です。
親子が安心して過ごせるよう、今はできるだけ落ち着いた環境の中で見守っています。
目が開いたら、また違う世界が始まります
これからしばらくすると、仔犬たちの目が少しずつ開いてきます。
そして歩き始めるようになると、今とはまったく違った毎日が始まります。
最初は足元がおぼつかなくても、日に日に上手に歩けるようになります。
やがて兄弟の存在を意識するようになり、じゃれ合ったり、追いかけたり、遊びの中でさまざまなことを経験していきます。
人にも興味を持つようになります。
ここからが、仔犬それぞれの個性が見えてくる面白い時期です。
活発な子。
慎重な子。
マイペースな子。
人が大好きな子。
兄弟との遊びが大好きな子。
同じ両親から同じ日に生まれた兄弟でも、性格は一頭ずつ違います。
毎日一緒にいるからこそ分かる、ほんの小さな違いもあります。
そうした個性を見つけながら育てていくことも、ブリーダーとして大切にしている時間です。


ソルト&ペッパーは成長とともに印象が変わります
生まれたばかりの仔犬の写真をご覧になって、「思っていたより黒い」と感じる方もいるかもしれません。
ソルト&ペッパーの仔犬は、成長して被毛が変化していくことで印象も大きく変わります。
そして眉やひげが伸び、身体のラインがしっかりしてくると、少しずつ私たちがよく知っているミニチュアシュナウザーらしい姿になっていきます。
生まれたばかりの丸々とした姿から、凛々しいシュナウザーへ。
この変化を最初から見ることができるのは、本当に面白いものです。
成長の途中には、「お父さんに似てきたかな?」と思う時期もあれば、「この表情はお母さんそっくり」と感じる瞬間もあります。
さらに前の世代を思わせる特徴が現れることもあります。
これから写真を撮りながら、その変化を記録していきたいと思います。
タイトルよりも、一頭一頭の成長を見る
今回の血統には、ドッグショーで評価されてきた犬たちがいます。
ただ、ここで一つお伝えしておきたいことがあります。
親や祖先にチャンピオンタイトルがあるからといって、生まれた仔犬の将来が決まっているわけではありません。
遺伝はとても複雑です。
成長する過程でどのような身体になるのか、どんな動きを見せるのか、どんな性格になるのか。
これから見ていくことがたくさんあります。
だから私たちは、生まれた瞬間から「この子はこうなる」と決めつけるのではなく、一頭一頭を観察していきます。
身体の成長だけでなく、人との接し方。
兄弟との関係。
新しいものへの反応。
それぞれの性格。
そうした部分も含めて、その子自身を見ていきたいと思っています。


ショードッグである前に、家族と暮らすミニチュアシュナウザー
ESTRELLAではドッグショーにも積極的に取り組んでいます。
犬種標準を学び、第三者から評価を受け、その経験を次のブリーディングへ生かしていくことは、ショーブリーダーとして大切なことだと考えています。
一方で、私たちが忘れてはいけないと思っていることがあります。
犬が長い時間を過ごす場所は、ショーリングではありません。
家族との日常です。
朝起きて家族に挨拶する。
一緒に散歩へ行く。
遊ぶ。
ソファで眠る。
旅行へ出掛ける。
家族の帰りを待つ。
そんな何気ない時間を何年も一緒に過ごしていきます。
どれだけショーで評価されても、家庭の中で幸せに暮らせなければ意味がありません。
だからこそ、ミニチュアシュナウザーとしての犬種らしさを大切にしながら、人と一緒に生活するパートナーとしての成長も同じように大切にしていきたいと思っています。
今しか見ることのできない姿を大切に
仔犬の成長は本当に早いものです。
生まれた直後の姿は、ほんの短い期間しか見ることができません。
今は兄弟で重なるように眠っていても、しばらくすれば自分の足で歩き回るようになります。
そのうち部屋の中を走り、兄弟で遊び、こちらの姿を見つけると近づいてくるようになります。
そして気がつけば、眉とひげのある小さなシュナウザーになっています。
だからこそ、今しかないこの時間を写真と記憶の両方に残しておきたいと思います。
今回撮影した写真も、数か月後に見返せば、「こんなに小さかったんだね」と思える大切な一枚になるはずです。

これからの成長を楽しみに
これから目が開き、自分の足で歩き始めると、仔犬たちの世界は一気に広がっていきます。
顔立ちにも違いが出て、性格も少しずつ見えてくるでしょう。
誰に似てくるのか。
どんな個性を見せてくれるのか。
私たちも、とても楽しみにしています。
今はまず、出産を頑張ってくれたヒナタがゆっくり身体を休めながら、仔犬たちと穏やかに過ごせることを大切にしたいと思います。
そして、この小さな子たちが見せてくれる一日一日の変化を、しっかり見守っていきます。
ブログやSNSでも、目が開いた姿や歩き始めた様子、そして少しずつシュナウザーらしくなっていく姿をご紹介していく予定です。
ぜひ一緒に成長を見守っていただけたら嬉しいです。
ヒナタ、出産お疲れさま。
そして小さなみんな。
元気に生まれてきてくれて、ありがとう。











